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和平を写す 中支巡回映写班

撮影 支那派遣軍 / 報道 上海支部

長い間の誤った抗日教育で歪んだ心、慈愛にみちた皇軍の姿も暴虐な共産軍の略奪の手も見分けのつかない無知。これを倦まずたゆまず興亜の芽に育てようとする宣撫工作には多くの犠牲と隠れた血みどろな努力がある。

ここに中支巡回映画班の真摯な姿と、素直にすくすく立ち上がる中国皇民の頼もしい姿を拾ってみた____

中支における巡回映写網は、驚くべき広い範囲にわたり、軍指導下の中華映画社の巡回映画班は、多くの困苦を冒して作り上げられたものである。

こんにち巡回映写班が持つ意味は、単なる宣伝宣撫の域を通り越して民衆自身の娯楽と教養として、その貧しい生活になくてはならないものとなっている。

中国の人口の8割は電灯のない生活をしている。映画など見たこともないのだ。--日本とは一体どこにあるどんな国なのだ。今、中国はどうなっているのだ--。彼らは何事もしらない。巡回映写班は、それを目と耳とから直接に教え込むのだ。彼らは真実驚き、感嘆する。スクリーンから自分達に向かって爆進する機関車に、ひき殺されはしないかと大声をあげて逃げる。映写が終わるとスクリーンの裏側に何か仕掛けてあるのではないかと探ったりする。

こうして、彼らは日本軍の強さを知り、新しい国民政府を知り、欧州戦争を知る。

巡回映写班は3人で構成されている。班長は日本人、そして2人の助手は中国人である。重い荷物とともに汽車に揺られ、トラックに揺られ、一日数十理を移動することも珍しくない。目的地に到着すれば、疲れを休める暇もなく、準備に忙殺される。電気のないところでは携帯発電機によって発電させてからかからねばならないのだ。

その汗の尊い一滴いってきが、民衆の驚きとなり喜びとなり、やがては美しい日華親善の心の花となって咲こうとしているのだ。

 

第161号 昭和16年3月26日

目次

  • 広告「満州事変十周年」
  • 西尾大将帝都に凱旋(写真記事)
  • 聖戦5年 金枝玉葉の御身を以て軍務に御精励遊ばさる(写真記事)
  • お米屋さんの切換へ 切符制いつでも来い(写真記事)
  • 「歩く」文部大臣(写真付き)
  • 戦争と食糧
  • 叩く農の根本精神 -長野県有明道場(イラスト付き)
  • 国民学校問答[下]
  • 小広告「ラヂオはナナオラ」
  • これだけは知っておこう 素人栽培のこつ[下](図表入り)
  • 局員を泣かせる行先不明の郵便
  • 文部省推薦映画「馬」
  • 写真週報問答(読者質問)
  • 小広告「オリエンタルフィルム」
  • 4月の暦(写真付き)
  • 奇襲漫画慰問隊 -東京府清瀬村(写真短信)
  • 和平を写す 中支巡回映写班(写真記事)
  • 戦うファシスト(写真記事)
  • 読者のカメラ(読者投稿写真)
  • 復習室
  • 広告「スマイル」
  • 広告「ハリバ」

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