20pick

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村長の訓話
兎毛加工作業の開始は毎朝8時、その始業に先立って必ず村長の訓話がある。
「おはようございます。今朝は貯蓄報国のお話をいたしましょう」
男女青年の教養は一村総動員の更生計画遂行に最も力を致すべき重要な仕事だ。一村総動員の精神はそのまま国民精神総動員に拡大されよう

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記帳督励
家庭経済の立て直しはまず家計簿からと、村では各戸に家計簿を配布して出納を明記させ、督励員が月一回各戸を訪問して記帳を督励する。
出納簿など付けたことのなかったお内儀さんも今はすっかり慣れもしたし、その効果がしみじみと感じられる。「今月はだいぶ残りましたね」督励員の顔もお内儀さんの笑いも明るい。

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物資配給所
この間、組合に頼んでおいた米が着いた。砂糖も、ゴム靴も届いたよ。「背負子」をかついだお内儀さんが、娘が、山から降りてくる。

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薬草の採取
村の山にはドクダミ、ゲンノショウコなどの薬草がたくさん生えている。これを採って陰干しにし、産業組合に収めるのは小学生の仕事だ。
「はい、みっちゃんは35銭。としちゃん、ほう!1貫300匁もあったな。はい61銭」
支払いはすべて現金。このお金でこの村の小学生は学用品を買い、貯金もする。

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兎毛加工場
新しい副業を得た乙女たちに、今また更生の仕事がそのまま銃後の御奉公となった。
これが戦地に届いて勇士の体を厳寒から防ぐのだと思えば、縫い上げていくひと針にも感激がこもる。

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常会
部落の常会は更生計画実行の本拠だ。月一回午後8時開会、定刻には各戸の代表者もれなく出席。村長、部長、技術員も顔を揃える。租税購買費、更生貯金の集金を終われば組合長が議長となって、各自が持ち寄った更生計画実行上の諸問題を討議し合い、また技術員その他の指導に聴き入る。

 

第20号 昭和13年6月29日

目次

  • 広告「週報」
  • 広告「写真週報・週報合同ポスター図案懸賞募集」
  • 特集:内蒙古防共線(地図・グラフ・写真入り)
  • 7月1日からガソリンにアルコールが混入されます(写真記事)
  • 銃後に築く 山村編(写真記事)
  • 海の彼方(写真短信)
  • 広告「遂けよ聖戦 輝く東亜」
  • 広告「日本郵船」

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【昭和13年】写真で見る山村と戦争【埼玉県東吾野村】

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