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陸鷲随一の猛将加藤戦闘飛行部隊長は過ぐる5月22日、印緬(インド・ビルマ)国境方面で敵機と激戦中不幸愛機に火を発し、熱濤さかまくインド洋上に空征く屍となって散った。これが加藤部隊長の最後であった。
この壮烈な戦死伝わるや、南方方面陸軍最高指揮官寺内大将は、痛惜極まりなしとして抜群の武功を賞したが、その感状は畏くも天聴に達する光栄に浴し、特に陸軍中佐から陸軍少将へと二階級を進級せしめられたのであった
何という余栄であろう


顧れば支那事変勃発以来、支那大陸に、マレーに、スマトラ、ジャヴァにそして最後にビルマに、主要作戦にはいつも加藤部隊長の現れないことはなく、恐るべき攻撃とすばらしい技能を以て、実に敵機2百数十を撃墜破し、向かう所敵の郡雀はことごとく慴伏せしめられたのであった。しかも高邁なる人格と卓越した指揮統率によって全空軍に鳴り渡り、感状を授けられること実に7回、まことに空前の武人であった
ああ、この空の至宝も今は亡く、英霊は全国民の限りない感謝と景仰をあつめて、とこしえに神鎮まった。しかし軍神の千古不滅の忠魂と燃ゆるがごとき闘志は大東亜のいやます光とともに燦然ときらめき、われら皇国民の胸中にいつまでも生き残るであろう

 

第232号 昭和17年8月5日

目次

  • 時の立札
  • 噫、、軍神 加藤建夫少将
  • 双葉より神鷲の面影(写真短信)
  • 使命果たした廣田特派大使(写真短信)
  • セレター軍港今や全し-昭南島(写真記事)
  • 囚人部落も日の丸に協力-フィリピン・パラワン島(写真記事)
  • 配給の煙草に歓呼わく(写真短信)
  • 片足で踏み登る一万二千尺 東京府下傷痍軍人の国威宣揚富士登山(写真記事)
  • 防空待避所の作り方(図入り・写真記事)
  • 壮丁に金槌あるべからず(写真短信)
  • アメリカ渡来の害虫 ザリガニ殲滅戦-東京市葛飾区(写真記事)
  • 銃後のカメラ(写真短信)
  • 復習室
  • 照準器(イラスト・マンガ)
  • 広告「だんがんきって」

表紙

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【二階級特進!】噫、、軍神 加藤建夫少将 空に散華す

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