292pick

白衣につむ台湾女性の至情

『兄さんが、帝国軍人として晴れの入営をするのに、私たちはただ見送ってばかりもいられません。私たちにもご奉公させて下さい』
これは、台湾全島女性の気持ちだ。

昭和17年4月、200名の看護助手募集の発表に、どっと歓声はあがり、応募した乙女は6,000名を超えた。軍夫に、通訳に、兄を送った台湾の乙女の中には、やむにやまれない愛国の至情から『海ゆかば』の歌を血書して歎願した者さえあった。この中から選ばれた滅私奉公の思いに燃える乙女は、きびしい訓練を受け、すでに香港その他各地に白衣の天使として傷痍の勇士を慰め看護している。

満16歳から25歳までのこれら訓練を受ける乙女の真剣な態度には、命を棄てて皇恩に報い奉る台湾の新しい戦友と同じ皇民の血が脈々と波打っているのだ。


第292号 昭和18年10月6日

目次

  • 時の立札
  • 一億こぞって戦闘配置に(写真記事)
  • 特集:女でもこんな仕事を こんな職場はむしろ女の方がいいでしょう/男子の就業が禁止される職種17種/敵アメリカの女さえこんなに動員されている(写真記事)
  • 徴兵制施行に奮い立つ 台湾の青年たち(写真短信)
  • 白衣につむ台湾女性の至情(写真短信)
  • 拓南農業戦士訓練所(写真短信)
  • 新兵器の科学[1] 電波探知機(図入り、写真記事)
  • 照準期(マンガ・イラスト)
  • 広告「国債貯金」

表紙

292cover電子書籍も好評販売中です。

D_Button P_Button

【戦争と女性動員】台湾女性も血書を添えて日本軍に志願した・・?

投稿ナビゲーション