写真週報は、第二次世界大戦中に発行されていた大衆向けの雑誌でした。
ここには当時の空気が残っています。

本誌の発行部数は最盛期には30万部を超えていました。
回し読みが盛んで一冊あたり10人以上の読者がいて、当時のアジアで最も広く読まれた刊行物でした。

庶民向けなので読みやすく、回りくどい表現はほとんどありません。
それゆえに生々しい内容が多くあります。
当時の知識人向けに書かれた資料は難解な物が多いのですが、写真週報ならば普通の現代人でも比較的容易に読むことができます。

我々は世界を塗り替えているのだ

戦果については(特に大戦末期は)いわゆる大本営発表の情報が掲載されています。
戦意の高揚を狙ったプロパガンダ的な記事も少なくはありません。

しかし読むとわかるのですが「独走した軍部」や「独裁者の政治家」が高圧的に国民に要求を押し付ける、といったガチガチの教条的な紙面ではありません。
良くも悪くも一般市民の目線に立っており、身近な生活を深く掘り下げていたり、読者投稿欄が充実していたり、一部の記者が趣味に走っていたりします。
人間らしい温かみというか、生ぬるさというか、ヤバさがあります。

8月の常会

写真週報には、忘れられた70年前の歴史が、戦前と戦中の検閲はあるけど戦後の検閲や自主規制を受けていないそのままの形で残っています。
これを現代と未来に伝えていくことに価値があると私たちは考えました。

本サイトでは、写真週報を独自に収集してスタッフが自ら電子書籍に加工して配信しています。
ウェブサイトの運営のため、電子書籍を有料で販売しています。
何卒、ご愛顧のほどよろしくお願いいたします。